FRBとは!
FRBはアメリカの中央銀行です。
日本でいう日本銀行みたいなものです。
中央銀行の「利上げ」「利下げ」というのは、通常、銀行同士が取引する短期金利の上げ下げを意味します。中央銀行が日々、資金を供給したり、吸収したりして、銀行間で取引している金利を誘導するのです。
金利は銀行間金利だけでなく、住宅ローンや国債金利などいろいろあります。ただ、それらは個別の事情だけで決まっているわけではなく、連動しています。銀行間金利が上がれば、基本的には他の金利にも上昇が波及しやすくなります。
このため、中央銀行が利上げすれば住宅ローン金利や企業の借入金利も上がります。個人は家を買いにくくなりますし、企業は新たな攻めの経営に出づらくなり、経済活動を抑えます。経済が弱まると、高いお金を払ってでもモノを買おうとする人が減るため、インフレは落ち着きます。逆に物価が上がりづらいときは、利下げで景気を刺激し、物価を上昇させます。
FRBは金融政策を進めるうえで①物価の安定と②雇用の最大化の2つを使命としています。
今まで①物価の安定を政策の重点課題として、金利を上げてきましたが、かなり安定してきたので、②雇用の最大化に重点課題を移し、政策金利を引き下げようとしています。
9月には、0.25%か0.5%の金利を引き下げるかもしれません。