運用のコツ=成果を上げる資産運用の3要素

・長期運用
・分散投資
・積立投資

資産形成・資産運用で注意すべきことは「リスクの容認」です。
運用にはリスクは欠かせないものです。

では、資産運用でのリスクとは?

リスクとは「ブレ幅」のことを言います
決して「損をする」とか「危ない」といった意味ではありません。

リスクがないと運用することは不可能です。
なぜなら、ブレ幅がない金融商品は決して増えることがないからです。

イメージしてください。預貯金はリスクというブレ幅はほとんどないですよね。
預貯金の金利は、ここ20年以上0%台の金利ですので。
預貯金という選択は、増やすという行為を放棄しているのと同じです。

長期

国内株式・外国株式・国内債券・外国債券・新興国株式・REITなどブレ幅に差があるものの、1年間ではリスクはかなり高い。国内株式や新興国株式は上昇率が100%近い年もあれば、外国株式や新興国株式では下落率で60%近くまで落ち込んだ年もありました。

このように短期間で運用すると大きく儲けることもできるが、逆に大きく損することもある。

同じように5年間保有するとプラスで30%前後になり、マイナスも10%前後とブレ幅も小さくなってきます。儲けも少なくなりますが、損も少なくなります。

10年保有するとそのブレ幅もさらに小さくなります。
過去は、20年ぐらいたつとブレ幅もマイナスがなくなり、ほとんどがプラス運用できるようになりました。確実とは言えませんが、長期運用することでリスクも軽減できます。

分散

・資産の分散

株式と債券や国内と海外など特徴の異なる複数の金融商品を組み合わせることによって、資産運用に伴う価格変動リスクを低減させている有効な方法です。
すべての資産を集中させると、市場のマーケットに大きく左右されて下落率の高い場合には資産を大きく減らす恐れがあります。

分散投資をすることによって、市場の変動を気にしなくて済みます。逆に集中投資していると市場の動きが資産の増減に直結しますので気になって仕方がなくなります。

また、個別株式などに集中させて投資を行うと、企業の業績や信用のリスクで大きく変動する恐れがあります。長期的にも成長をし続ける企業を予測するのも非常に難しいと思います。

地域の分散
国・地域によって成長率が違います。また地政学リスクなどでマーケットが不安定となることも少なくありません。過去においても世界経済が常に一緒に成長しているわけではありません。

特に最近では、日本・先進国・新興国など地域、通貨への分散を行う投資手法が主流となってきているようです。

常に成長著しい運用先に投資することが出来れば、大きなリターンを得られますが、値上がりする運用先を予測し続けるのは非常に困難なことです。
優秀なファンドマネージャーでも至難の業です。一般の人が予測するのは不可能に近いです。

これらを考慮した場合に効果的なのが「丸ごと運用」です。
「世界の企業を丸ごと」「日本の企業を丸ごと」「新興国の企業を丸ごと」などの運用が望ましいと思います。

積立

・ドルコスト平均法

投資の成績=量×価格
毎月一定額を投資することによって価格が下がった場合にはたくさんの量が買えることになります。
積立投資を行っている間は、価格を気にすることはありません。気にすることは量が積みあがっているかです。

積立を始めたばかりから10年ぐらいは価格を気にすることはありません。
10年を過ぎたくらいから価格によって資産が増減してきます。価格の視点から量の視点へ変えることで価格が値下がりをしても気になることはありません。

逆にこの積立投資の仕組みを理解している人は、価格が下落することによって量が買えるチャンスと捉えることが出来ます。

ドルコスト平均法とは、価格が下がってもよし、上がってもよしの価格変動の精神的不安を解消してくれます。
もし、一括での投資ならば価格変動が気になって仕方がなくなります。

長期の積立投資ほど効果がある運用手法であるようです。

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