米CPI(消費者物価指数)
10/13に9月の米CPI(消費者物価指数)が発表になりました
総合・コアとも市場予想を小幅に上回りました。
8月との比較では総合は8.3%→8.2%と小幅に鈍化し、コアは6.3%→6.6%と加速しました。コア(除く食料品・エネルギー)は3月の上昇率(6.5%)を上回り、今年最大の伸びとなりました。
振れの大きい要因を除いたコアのほうが、物価の先行きを探るでは重要といえます。
株価はダウ工業株30種平均で、下げ幅が一時500ドルを超えましたが、最近の売られすぎ感から急反発して827.87ドル高になりました。
そもそもなぜインフレになったのでしょうか?
物価は「需要」と「供給」のバランスで決まりますが、2021年は「需要」「供給」ともに強いインフレ要因となりました。
強い需要
コロナ後の経済対策、賃金上昇、株高効果、消費
があったのですが、
供給は
物流の混乱、人手不足、エネルギー高騰
で、記録的なインフレになりました。
強い賃金上昇は続いており、ウクライナ情勢、エネルギー価格、物流混乱、コロナ、中国経済…などなどの問題を抱えています。
「インフレはいまがピーク」と言われ続けながら、CPIは明確な上昇一服の兆候がでていません。前例のない経済情勢のため、将来を見通すのはとても難しい状況です。