年金の鍵、GPIFとは?

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)で、要は年金を運用する機関です。

え、難しい機関だなと思いました?
年金の財源を確保するのが厳しくなってきています。

それはなぜ?
少子高齢化で働く人が少なくなり、年金を納める人が少なくなってきているからです。
ですので、今ある年金資金をそのままにしておくのではなく、一部の年金資金に働いてもらう、運用することが必要になったのです。

例えば、家で寝ていても収入にならないですよね、少しでも働いたら収入になりますよね、
ですので、その専門機関を作って運用に特化している団体です。

現役世代が納めた年金保険料を将来世代のために積み立てています。
GPIFは、国内外 の資本市場で運用して増やしています。将来世代の年金給付を補うために使われます。

私たちの年金が運用されているので、しっかりとみておく必要がありますね。

運用は大丈夫? 何に気を付けて運用をされているのでしょうか?

何をするにも、リスクというのがあります。

現金をもっておくにも、インフレというリスクがあります。

投資信託などはインフレには強いですが、その時の経済状態に影響があります。

何をするにも、バランスが必要です。

その点を考慮して、専門家集団が考えた答えが次の通りです。

1、長期運用

短い期間ではどうしても良い時と悪い時が出てしまいます。

  しかし、長期運用することによって+と-を互いに打ち消しあい、収益の振れ幅を小さくする効果があります。

2、分散投資

一つの資産に投資するのではなく、国内外の様々の種類の資産に分けて投資することで、世界中の経済活動から収益を得ると同時に、大きな損失が発生する可能性を抑える効果があります。

こんなにも専門的に運用していただいているので、年金は納めるべきだなと思いました。

一生保障してくれるのは、民間では見当たりません。もししようとしたら、かなりの保険料になります。

2001年以降の累積運用効果は、   (2001年度~2020年度第1四半期)

    収益率   +2.97% 

    収益額   +70.0兆円

マスコミは悪い時は報道されますが、良い時は報道されません。良い時も悪い時もあります。

平均では、上記のようにプラスになっています。

年金の確保が厳しくなっているので、収入を増やすか、運用するか、支出を減らすかしかないですね。

その、運用が上手くいっていればいいと思います。